女と女の約束

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onnatoonnano

沖縄・東京・香港・ベトナムを舞台に現在の毒殺事件と十年前の轢殺、二つの調査が交錯する。
癌末期の大城は主人公・仲山に保険金目当ての自殺幇助を要求する。断る仲山に対し大城は大城の妻・結衣と仲山が共謀した保険金詐欺を持ち出して脅す。
その夜、

(ここから後は知らない方がより面白く読めると請け合う。そう断言できる自信作だ)

仲山が撃つ前に大城は青酸カリで死ぬ。
夫殺しで逮捕された結衣は「起訴されたら保険金詐欺をバラす」と仲山を脅す。
やむなく、保険金を手にする大城の息子と大城の最初の妻・美智子を毒殺犯人に仕立てるべく仲山は上京する。
美智子のダンス仲間を脅して美智子がベトナムを往復した事実を掴んだ仲山はベトナムへ飛び、彼女が漁村で青酸カリを買った事実を知る。

夫・俊行の轢殺現場に残された晴子の指紋が証拠となって晴子は十年服役した。
出所した晴子は探偵・恵理に再調査を依頼する。その夜晴子は仲山と一夜を過ごすが実は十年前、暴力団・大園田組経由で晴子の夫・俊行の殺害を引き受けたのは仲山だった。
恵理は轢殺された俊行の相棒・普天間が中国に近い九重島で蛇頭の不法入国を手伝っていた確証を掴み、それを材料に普天間に俊行殺しの容疑で揺さぶりをかける。
動揺した普天間は暴力団・大園田組や美智子に電話をかける。
その電話を盗聴した恵理は、普天間が俊行殺しを大園田組に依頼した事、毒殺された大城の最初の妻・美智子が俊行殺しの共犯者であった事を知る。恵理は録音を証拠として晴子に渡す一方、晴子を殺人犯にしない為に前もって警察に届ける。
ベトナムから戻った仲山は恵理の報告書を読んで晴子が普天間と美智子を殺しに向かっていると知る。間一髪、大城宅に駆けつけた仲山は晴子を説得する。仲山に助けられた美智子は大城毒殺時のアリバイ工作を逐一語る。
仲山と晴子は美智子に逃げる時間を与えて立ち去るが、恵理の密告でその直後に美智子も普天間同様逮捕される。

翌日、十年前、俊行を轢殺した真犯人は恵理だと仲山が告げると晴子は即座に恵理を撃ちに行く。
恵理は拳銃を手にした晴子を見て全てを悟り観念する。 仲山は晴子の代わりに恵理の胸を撃ち抜き、昔、俊行たちが恵理を輪姦して恵理の顔を破壊した事を晴子に告げ、併せて晴子を冤罪にした指紋の謎を恵理に説明させる。
恵理の殺害動機、冤罪に関する恵理の善意、実刑確定まで晴子を救おうと恵理が努力した事実を仲山から知らされた晴子は「恵理が残る一人の輪姦犯に対する復讐を完遂する」約束と引き替えに恵理を赦す。
逃げる間も無く逮捕された美智子は腹いせに拳銃の不法所持で晴子を売り、恵理を撃った仲山もまた手配される。 追い詰められた仲山と晴子は別れの和歌を交わし、仲山が五十m下の海に飛び込んだ後、晴子は一人、息子のいる香港を目指して非常線を突破し那覇空港行きモノレールを乗っ取る。
何としてでも晴子を逮捕したい綾小路警部は民間人のボートを徴発、渡真利湾を突っ切って晴子のハイジャックしたモノレールを追う……

kindle本のURL

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